概要
血はつながっていない。
十年ぶりに再会した二人の間には、弟の十年越しの想いがあった。
近づきたいのに近づけない弟と、理由を知らずに距離を測りかねる兄。
ある夜、弟が差し出した一皿をきっかけに、止まっていた兄弟の時間が少しずつ動き出す。
全五章完結済みですが、3/3にエピローグ後の番外編を投稿します。
兄✕弟です 応援、評価、感想頂けると嬉しいです。
アルファポリスには挿し絵付きで投稿を予定してます
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少しずつ縮まっていく距離感が美しい
兄弟のような2人が疎遠になりまた関係を取り戻していくお話し。
七星くんのクールだけど隠しきれないお兄さんの大好きだという感情が、読んでいてとても微笑ましく思えました。
その一方で、読み進めていると七星くんの過去の辛さ、それを乗り越えて北斗さんの元へ来たこと、少しずつ関係を取り戻そうとしていること、とても胸が熱くなりました。
北斗さんも、気にかけてはいたものの一歩踏み込めない関係でしたが、七星くんの努力もあり、北斗さんも踏み込み関係を取り戻していく姿がとても美しかったです。
タイトルや2人の名前にもある星や星座を通じて、2人が離れるきっかけとなり、また関係を取り戻していくきっか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!相手を思う心が、美しくも温かい物語
弟の七星くんは、辛い過去を持ち、それに囚われながらもきっと一生懸命生きてきたんだなぁ……と思いながら読み進めさせて頂きました。
壊れそうなほどに繊細な七星くんにとって、北斗さんの存在はきっと本当はずっと大切で、だからこそ失うのがこわくて、うまく言葉のコミュニケーションを交わせなかった時間も、久しぶりの再会に少しずつその内面を開いていく過程も、とても細やかに描写されていて、素敵な兄弟愛だと思いました。
星を見るシーンは幼い頃とも重なり、『二重星』のエピソードにはぐっと来ます。
お兄さんの北斗さんは普段から敬語で物腰柔らかなところも、それでいてがっつりスポーツマンなところも、とても魅力的で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これくらいがいちばん美しいのかもしれない関係
血のつながらない兄弟の、なんとも言えない関係を描いた作品です。家族愛とも恋愛とも友情とも名前がつけられない。憧れ、とにかく大切、かな?
最初は弟が兄に憧れを持ってるんだけど、憧れすぎて推しすぎてちゃんと喋れないのもかわいいし、時間が経つごとに2人の関係が近づいていくのも丁寧に描かれ、心が温かくなります。
床の冷たさ、記憶呼び起こすシチューの味、実家のあの感じ、など、読者がどこか懐かしくなるような、体感に訴える描写も素敵です。
一緒に星を見るシーン、天井に貼る蓄光シール、など印象に残るシーンも数々。
そして私は北斗兄さんがとても好み。丁寧な口調がたまに砕けるところとか。
作者様がXで公…続きを読む - ★★★ Excellent!!!夜空に星を見る。読後、やさしく心が整う物語
心の距離や関係の温度、ほんの少しのずれやもどかしさ。
そういった繊細な部分が、とても丁寧に描かれた作品だと思います。
星のシールやシチューの香り、使われていなかったお揃いのカップ。
さりげなく置かれたアイテムが、ふとした瞬間に記憶を呼び起こしていく描写が
とても心地よくて、読んでいて自然と物語の中に引き込まれます。
特に、星を一緒に眺める場面が好きでした。
夜の空気や静けさまで伝わってきて、自分も同じ空を見上げているような感覚になります。
誰でも経験したことがある、あの夜の外で、少しだけ心が正直になる感じ。
相手との距離が、いつもより近く感じられるあの時間。
そういう感…続きを読む