概要
この物語に、探偵などひとりもいない。
自身を暗号機と称する「リサーチャー」蓮未と狂犬と呼ばれる「請負人」経一郎の元に舞い込んだのは、配信番組に出演する「偽物の名探偵」の無力化依頼。
期限は5日。名探偵を解析し、狂犬を放て。噛むかどうかを決めるのは装置の役目だ。
登場人物
・椿屋蓮未(つばきやはすみ)
柔和な雰囲気を漂わせるリサーチャーの青年。「第三情報分析室」に所属。嘱託職員として所属する竜華経一郎と共に警察案件の調査を請け負っている。
ミルクティーブラウンのボブウルフ、ゆったりとしたワイシャツとワイドパンツ、グレーのチェスターコートを着ており肌を晒す事が苦手。
皮肉屋で論理的な思考をしており、自身を「暗号機」と比喩する。
・竜華経一郎(りゅうげきょういちろう)
奔放な性格をした口の悪い中性的な青年。荒事や交渉が得意で面
期限は5日。名探偵を解析し、狂犬を放て。噛むかどうかを決めるのは装置の役目だ。
登場人物
・椿屋蓮未(つばきやはすみ)
柔和な雰囲気を漂わせるリサーチャーの青年。「第三情報分析室」に所属。嘱託職員として所属する竜華経一郎と共に警察案件の調査を請け負っている。
ミルクティーブラウンのボブウルフ、ゆったりとしたワイシャツとワイドパンツ、グレーのチェスターコートを着ており肌を晒す事が苦手。
皮肉屋で論理的な思考をしており、自身を「暗号機」と比喩する。
・竜華経一郎(りゅうげきょういちろう)
奔放な性格をした口の悪い中性的な青年。荒事や交渉が得意で面
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!暗号機は感情を解けない。——だから狂犬を飼っている。
会話劇の完成度が異常に高い。二人の関係性が、台詞ではなく生活の手触りだけで全部伝わってくる。説明ゼロでバディの距離感を構築できている。これは地力がないと書けない。
文体に品がある。情報量の多い会話劇なのに読み疲れしないのは、緩急の配置が上手いから。張り詰めるシーンの後の息継ぎの入れ方がプロの呼吸。
キャラクター造形が全員鋭い。主役二人はもちろん、脇役が一言二言で立っている。全員が自分の人生を生きている感じがする。この人にも画面の外に日常があるんだろうなと思わせる書き方ができている。
事件そのものよりも、事件を通じて浮かび上がる人間関係の湿度で読ませる構造になっていて、ミステリーの皮を被っ…続きを読む