人生に迷う事は多い。
かく言う自分も迷っている…いや、いた と
言って良いだろう。何故ならば、NY原油価格
100ドルを突破、連日の実態なき株価の乱高下
世界は未だに争いに塗れ…。
足元では国民の知らぬ間に不穏な政策が跳梁
跋扈する…。
主人公は三十路半ばのメガバンクのエース。
勿論、メガバンクは3つあるから、どこの
銀行かは知らないが。
人生の楽しみや希望を見出せなくなった彼は
ヤンキーに憧れて一念発起する。
その、行動の破天荒ww
流石、ホラーコメディの騎手であり、あり余る
センスを文字列に叩き込む、この作者。
笑いも怖さもフルMAXで突き進む!
キャリアを棄ててアウトロー街道を突き進む
主人公の ヤンキー・チャレンジ を追う
モキュメンタリーの手法だか、これ又
笑っていいやら震えていいやら…感情の置場を
求めて右往左往してしまう。
作者の温かい為人が垣間見える、この作品。
本来、怪談とはこういうモノ。
遠い過去の逸話や、もしもの未来の恐ろしい
顛末を怪異に込めて軽挙妄動を諫めるのだ。
よし、もう少し頑張ってみる。
きっとそんな気持ちにさせらる。
ホラーの名手からのヤバいシミュレーション。
兎に角、怖くて笑えて、最後に しゃん と
なる。
是々非々にも読んでみて欲しい!
これまで「ヤンキー先生」や「ヤンキー予備校講師」など、ハングリー精神などから大成し、世間を驚かせる逸材を見てきました。
本作ではそれらとは逆行するように、これまで真面目に生きてきた中年男性エリートがまさかのガチなヤンキーへと転身する心理や生き様が描かれています。
主人公の鈴原貝星は超一流大学卒業後メガバンクに就職し、支店長代理まで昇進した最高年収1400万のエリート。
しかし二ヶ月前に退職し、現在は無職、独身。現在35歳の鈴原さんはなぜ職を手放してしまったのか。その真相に迫るモキュメンタリー仕様の物語です。
このまま平凡な毎日を繰り返す生活に疑問を呈する鈴原さん。彼はインタビューに応えると、中学時代ヤンキーだったと語る人物について訥々と打ち明けていきます。
その人物は現在ヤンチャ系YouTuberでの動画配信が人気を博し、自分の年収を超えられ、妻子にも恵まれた華やかな人生を送っているのだとか。
羨望の眼差しから彼のようになりたい、そんな不純な気持ちからヤンキーの道へ。
しかし、歳も歳、今まで真面目一辺倒だった彼。
いまさらヤンキーの真似事でカツアゲやケンカ、ナンパまで繰り出すのだからお約束のコメディ発揮の進行でございます。
そして最後はまさかの奇行を決行。これは流石にマズイだろ……と気になった方は読んでみてください。
今まで真面目だけで生きてきた人間にはその抑圧されてきた精神の捌け口が必要です。しかし、逃げ場を失った感情は爆発的な開放感からか、いつかどこかで道を踏み外してしまうのでしょう。人生は選択の連続ですから、短絡的な動機からふとしたことでその道を誤り、取り返しのつかない事態へと進みかねない。そんな遅きに失した憐憫含みのコメディホラーです。
おじさんが頑張ってしまった! おじさんが色々やらかしてしまった!
本作の主人公(密着対象)である鈴原さんは中年を迎えた年齢になり、突如「ヤンキー」に憧れるようになってしまった。
学生時代のヤンキーはなんか人生が楽しかったし人からも好かれていた。そして現在もなんか楽しそうな生き方をしている。
だから自分もヤンキーにと「今日から俺は!」とヤンキーデビューした鈴原さん。
そんな鈴原さんに密着していくモキュメンタリー作品。
鈴原さんは独自の発想で「ヤンキーらしさ」を追求していくことになるが、やはり付け焼刃なヤンキー知識であるため、色々と残念な結果に……。
そんな彼の滑りっぷりについつい頬が緩みますが、やがて彼が「ヤンキー道」を突き詰めようとした先で、思わぬものに関わってしまうことに。
もしも中年おっさんが突如ヤンキーを目指したらという「IF」を見守るのがとにかく楽しい。彼の姿から目を離せなくなること間違いなしの楽しさいっぱいなホラーモキュメンタリー作品です!!
モキュメンタリー形式で進むホラーコメディ作品です。
物語はある人物に対する取材という形式で進みます。
取材の対象は鈴原貝星という男、年齢は三十五歳で、超名門のT大学経済学部を卒業後、メガバンクに就職して支店長代理まで昇進し、最高年収は一千四百万円だったというエリート。
だというのに、彼はその仕事を手放してしまいます。
学生の頃はずっと勉強漬けで、銀行に就職した後は週五で朝から夜中まで働いて、休日は寝て終わり。そんな人生がつまらないと思ってしまったようです。
しかし、そんな彼がなにをするかと思えば、なんとヤンキーの真似事!
中学の時、同級生だったヤンキーが楽しそうだったかららしいです。
いや、だからって、いい年してヤンキーなんて……と思っていましたが、彼はそれから奇行をしつづけます。ナンパをしたり、ケンカをしてぼこぼこにされたり、なんていうか、やることがすごくしょぼいです。結局、失敗してるし……。
そして彼はある日、それがヤンキーらしいと思って、ある心霊スポットの祠を壊しに行くのですが、その結果、とんでもないことに……。
ヤンキーに憧れた鈴原さんの滑稽な姿を見て楽しむ、これはそういう作品なんだと思います。是非ご一読を!