概要
縁を断ち、つないでいく。
ある町の一角にたたずむ不思議な店「めぐり屋」。
その店の店主は、鋏を使って人と人の縁を切る力を持っているらしい。
本当にそんな力があるのなら、あるいは——
父が遺した謎の地図と小箱。
めぐり屋での出会いは、主人公に何をもたらすのか。
人と人の縁を巡りながらたどる、誰かの愛と呪いの物語。
その店の店主は、鋏を使って人と人の縁を切る力を持っているらしい。
本当にそんな力があるのなら、あるいは——
父が遺した謎の地図と小箱。
めぐり屋での出会いは、主人公に何をもたらすのか。
人と人の縁を巡りながらたどる、誰かの愛と呪いの物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!新境地へ踏み出す筆致が光る、縁の奇譚
不思議な店「めぐり屋」を軸に、鋏で縁を切るという奇譚的な題材を、オムニバス形式で描く連作。読み始めてまず感じるのは、大正浪漫めいた洋館の空気と、内気な視点人物・時雨伊織の距離感のある語り口です。第1話の後味は、ホラーとも人情話ともつかない独特な余韻を残します。
本作の一番の読みどころは、実は縁切りファンタジーの本筋よりも、伊織と糸井蚕人の友情が結ばれる場面かもしれません。天候の描写、視線のやり取り、間の取り方——ここだけ明らかに筆致の解像度が上がり、書き手の得意分野がにじみ出ています。作者はこれまでも人と人との強い感情の結びつきを描いてきた方だと思いますが、今作ではあえてその手札を、縁切り…続きを読む