概要
紙に描かれた絵がタラスの趨勢を決める
西暦751年、劉単 (りゅうぜん) は高仙芝将軍の副官としてタラス河畔の戦いに参加していた。
唐軍は遠征の途中で騎馬民族のカルルクを味方に引き込むことにする。
その交渉を任されたのが劉単だった。
しかし、そのカルルクに裏切りの疑いが出てきた。
劉単の判断の誤りが、唐軍を危機へ陥れる。
劉単は無事に生還することができるのか?
カクヨムコン11短編部門参加作品です。
参考文献
『砕葉史研究』帝京大学出版会
『サマルカンドの金の桃』勉誠社
『シルクロードのコイン 2』帝京大学出版会
『岑参全詩訳注 上 中 下』ユニプラン
『杜甫全詩訳注 1』講談社学術文庫
唐軍は遠征の途中で騎馬民族のカルルクを味方に引き込むことにする。
その交渉を任されたのが劉単だった。
しかし、そのカルルクに裏切りの疑いが出てきた。
劉単の判断の誤りが、唐軍を危機へ陥れる。
劉単は無事に生還することができるのか?
カクヨムコン11短編部門参加作品です。
参考文献
『砕葉史研究』帝京大学出版会
『サマルカンドの金の桃』勉誠社
『シルクロードのコイン 2』帝京大学出版会
『岑参全詩訳注 上 中 下』ユニプラン
『杜甫全詩訳注 1』講談社学術文庫
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!言葉より先に届いた一枚の絵が、その戦いの全てだった
地図をみると、現在のタラズ市も東と西の狭間に揺れている場所にある。遥かな唐の時代から、地球上の時間はさほど経っていないのかもしれない。
この世界で、時の流れはぽつんぽつんと時間ごとに存在するのではなく、繋がりが地層のように重なっていく。人と人との繋がりも同じく、少しずつ重なりをみせる。現地に生きる族長は、東と西の激突を見ながら、一見悠々と采配をめぐらせているようだ。流れに沿って泳ぐ魚のように。だが、それは、ある意味紙一重の賭けであり、間違えば一族は事もなく消滅させられる。そこを知恵で生きていく。これはそういう話だと思う。
極限の見事な、命を懸けた知恵をどうか、読んで体感してほしい。