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紙に描かれた裏切り ~タラス河畔の鷹飼い~

紙に描かれた裏切り ~タラス河畔の鷹飼い~

kanegon

おすすめレビュー

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★★★
★26
10人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 早坂知桜
    329件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    言葉より先に届いた一枚の絵が、その戦いの全てだった

    地図をみると、現在のタラズ市も東と西の狭間に揺れている場所にある。遥かな唐の時代から、地球上の時間はさほど経っていないのかもしれない。

    この世界で、時の流れはぽつんぽつんと時間ごとに存在するのではなく、繋がりが地層のように重なっていく。人と人との繋がりも同じく、少しずつ重なりをみせる。現地に生きる族長は、東と西の激突を見ながら、一見悠々と采配をめぐらせているようだ。流れに沿って泳ぐ魚のように。だが、それは、ある意味紙一重の賭けであり、間違えば一族は事もなく消滅させられる。そこを知恵で生きていく。これはそういう話だと思う。

    極限の見事な、命を懸けた知恵をどうか、読んで体感してほしい。

    • 2026年6月9日 10:30