概要
昔ばなし×近未来SF「正義の数だけ、鬼は増える」
むかしむかし。
平家の落ち武者の村に生まれた、桃太郎。
村に飢饉が訪れ、若侍たちは食料を求めて旅に出る。
鬼を討伐する、桃太郎。
桃太郎に成敗される、鬼たち。
西暦2082年に、その昔ばなしを読む新聞記者・園井。
これは本当に、「むかしむかし」のお話?
鬼を生み出し続けてきた歴史を振り返る、大人に読んでほしい物語。
平家の落ち武者の村に生まれた、桃太郎。
村に飢饉が訪れ、若侍たちは食料を求めて旅に出る。
鬼を討伐する、桃太郎。
桃太郎に成敗される、鬼たち。
西暦2082年に、その昔ばなしを読む新聞記者・園井。
これは本当に、「むかしむかし」のお話?
鬼を生み出し続けてきた歴史を振り返る、大人に読んでほしい物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!正義の物語を、大人になってから読み直す
桃太郎。
桃から生まれた子どもが、犬・猿・雉を仲間にして鬼ヶ島へ向かい、悪い鬼を退治して宝を持ち帰る――そんな勧善懲悪の昔ばなしとして、多くの人が幼い頃に触れてきた物語です。
正義は迷いなく正義で、鬼は疑いようもなく悪でした。
本作は、その「当たり前」に問いを投げかける作品です。
物語はまず、私たちが知っている桃太郎の輪郭をなぞるところから始まります。
飢饉に苦しむ村、食料を求めて旅立つ若者、鬼退治という名の戦い。
一見すると、どこまでも昔ばなしらしい展開です。
しかし読み進めるうちに、「鬼」と呼ばれる存在の姿が、少しずつ違って見えてきます。
誰が正しく、誰が悪いのか。
その線引き…続きを読む