お母さんの手が主人公の中でずっと息づく愛を感じるホラー

この物語は、心をそっと撫でるような温もりと、背筋をひやりと撫でる恐怖が、まるで同じ呼吸の中で共存しているような不思議な作品です。

主人公にとって「お母さんの手」は、幼い頃からずっと守ってくれた優しい手。
美味しい料理を作ってくれるその手の温かさは、彼の中で永遠に生き続けています。

しかし読者は徐々に気づいていくのです。
その“お母さん”は、もうこの世にはいない。
むしろ、理不尽に奪われた存在であることを。

けれど、この物語は単なるホラーではありません。
主人公の心の中で生き続ける「お母さんの手」は、恐怖ではなく、むしろ救いとして描かれています。
悲しい事実があるからこそ、その温もりがより鮮烈に、より切実に浮かび上がってくるようです。
是非、ご覧ください。
おススメです!

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