第13話 『通常』だけど、『非情』。

1995年1月17日午前5時46分に起こった、阪神淡路大震災。


当時、シンガポールに赴任している日系企業の日本人たちの一定数は関西出身だったので、それはもう大パニックだったと母が申しておりました。


年老いた親の安否がわからない時の不安、今ならとてもよくわかります。


居ても立っても居られず、とにかく、日本へ行こう!となるのはとても自然な気持ちと行動だと今なら痛いほどよくわかります。


一部の富裕層たちは『カネ』にモノ言わせ、恥も外聞もなく我が先にと関空へ降り立ったのですが……


入国はできませんでした。


どれだけ怒鳴ろうが、喚こうが、情に訴えようが……シンガポール組が関空から先へ進むことはできませんでした。


すぐそこまで来てるのに!

親の死に目に会えないなんて!

生きてる親を連れ帰ることもできないなんて!


どれほど無念だったことでしょう……


でも、仕方のないこと……


理屈で割り切れるほど、心のつくりは簡単じゃないだけに……やるせない……

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それぞれの、阪神淡路大震災 愛奈 穂佳(あいだ ほのか) @aida_honoka

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