概要
1話平均400字程度のオムニバス。
タイトルに●付きがオススメ。
50話以降が真骨頂。
※はセルフリメイク(リメイク元は下書きに戻しました)。
オフビート侘び寂びSF(少し・ふらつく/シュール・不条理/ショート・ふふふ)小説。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!何ひとつ普通じゃないのに、なぜか妙に共感できる中年不条理コメディ。
会社員の日常に、どう考えてもおかしな常識が自然に紛れ込んでくる不条理短編集です。
「バッハで蕎麦を食べる」「犬が人事部長」など、発想の飛び方が毎回予想外で笑ってしまいました。
しかも登場人物たちが、その異常さをほとんど疑わず真面目に受け入れているのがまた面白いです。
ただ笑えるだけではなく、中年ならではの老い、仕事、家庭への哀愁がふっと顔を出すのも印象的でした。
くだらなさと切なさが同居していて、読後に妙な余韻が残ります。
一話ごとに独特の味があり、次はどんな世界を見せてくれるのか楽しみになる作品でした。
企画から来ました♪ ☆おいていきますね。素敵な物語ありがとうございます。 - ★★★ Excellent!!!不条理もいとおかし。たべっ子どうぶつ、おいしいよね。
昼休みにカップスープを飲みながら、帰り道の電車待ちで、おやすみの布団に潜り込む前に。
この掌編集が私の一日の隙間に、ひょいと顔を出しはじめた。
著者の推しに●がついているが、●のついていないものもいとおかし。
お菓子といえば『たべっ子どうぶつ』を愛してやまない私だが、袋を開けたときのあの雑多な形の賑わい、おいしそうな香り、そんな期待を思わせる物語の一群だ。
●のない不条理劇が、袋の底に潜んでいた「こんなのいたんだ!?」レベルのレアどうぶつのように、思いがけずこちらの心をさらっていく。
形も肩書も違う掌編たちが、英語名を背負ったビスケットと同じく、さぁ食べろ、と主張してくるのだ。
子供時…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ろくでもない現実に遊び心を加えたらシュールになる。
まず、一話読んだら次の話を押している。
ストレスなく摂取出来るから、気づいたら摘んでいるポテチの感覚。
なんでこんなに読ませるんだろうと思って、読み返すと、どの話も荒唐無稽で狐に摘まれたような気分。
しかし、待ってほしい。これは一見シュールで不条理ではあるが、どことなく他に足がついている部分もあるような気がする。爪先だけだけど。
どの話も人間味があって、社会人のため息が感じられるのである。それはきっと、家族や大切なもののために自分を捨てて働く大人が中心になっているからだろう。
ここには、主人公はいないのだ。すべからく社会の歯車で、不条理な現実に流されているだけの一般人。言うなれば、僕たち…続きを読む