亡くなる準備は、お早めに。

『墓あばき』
”あなたは、亡くなる準備はできていますか?”

この問いかけ……。
冒頭から、不穏な気配がする出だしでした。
主人公の”お父さん”近藤敬は、既に亡くなっていて……。
その上、冒頭の話の流れからはうかがえない結末に、恐怖しました。

中盤の死後の世界の様相が、自分が想像していたのとは、斜め上をいく世界でした。
案外、現代の死後の世界は、現代に合わせてバージョンアップしているのかも知れない
と思わせてくれる内容でした。

もし、実際にそこに行ってしまって、
今までなんとなく『こんな感じ』と思っていた
三途の川で船に乗って、渡ってから閻魔様の前まで歩いて……。
と思っていたのとは違っていても、慌てなくても済みそうです。(笑)

死後に、『家族にバレたらマズイ事案』が
抹消できるチャンスがあるなら、それは
仏様か神様の温情なのかも知れませんね。

この作品の中の”お父さん”は、どれも抹消出来なかったので
その結果がもたらす重大な結末には、自業自得というか……。軽率というか……。
人として、大切にするべき事を学べた気がします。

今後の作品にも、期待大の、面白い物語でした!!!

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