外は吹雪。バターが、溶けた。

強い吹雪の日にございました。

吹雪から逃げ込むように、バーに入ってきた男を接客するのはバーデン。
店内には溶けたバターの香りが立ち込めます。


バーデンの方は顎髭姿の、どこか中性的なアジア人の男性。
ホットバタード・ラムを注文したドイツ人男性は、吹雪の空を眺めて昔語りを始めます。




人の心は実に脆く、繊細で溶けやすいバターのようなもの。

例えるなら、女性の肌も同じでしょうか。

吹雪の日に巡り合わせたこの二人の物語。


ご一読を。