概要
今日も私は、婚約を破棄される
「ディートリンデ! 今この時をもって、君との婚約を破棄する!」
「「「――!!」」」
煌びやかな夜会の最中。
我が国の第一王子であるバルドゥル殿下が、唐突にそう宣言した。
嗚呼、またか……。
これでこの光景を目にするのは、いったい何度目かしら……。
とはいえ、こうなってしまった以上、惚けているわけにもいかない。
いつも通り、粛々と事を進めるだけよ。
「……バルドゥル殿下、どういうことでしょうか? 我々の婚約は、国が定めた絶対的なもの。余程の理由がない限り、破棄することはできないと存じますが」
「ああ、その余程の理由があるから、僕はこうしてるんだよ! ――しらばっくれても無駄だぞ! 君が最近、エマに執拗な嫌がらせをしているのはバレているのだからなッ!」
バルドゥル殿下は隣に
「「「――!!」」」
煌びやかな夜会の最中。
我が国の第一王子であるバルドゥル殿下が、唐突にそう宣言した。
嗚呼、またか……。
これでこの光景を目にするのは、いったい何度目かしら……。
とはいえ、こうなってしまった以上、惚けているわけにもいかない。
いつも通り、粛々と事を進めるだけよ。
「……バルドゥル殿下、どういうことでしょうか? 我々の婚約は、国が定めた絶対的なもの。余程の理由がない限り、破棄することはできないと存じますが」
「ああ、その余程の理由があるから、僕はこうしてるんだよ! ――しらばっくれても無駄だぞ! 君が最近、エマに執拗な嫌がらせをしているのはバレているのだからなッ!」
バルドゥル殿下は隣に
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