甘酒を分け合うひととき。白い吐息とともに、幸せがそっと降りてくる
- ★★★ Excellent!!!
ぱちぱちとはぜる松明の炎、笑い声や子供の泣き声、ざくざくと砂利を踏む人々の足音。
年越しの神社に満ちる音や匂いの中で、語り手の気持ちは静かに揺れ動いていきます。
好意を胸に秘めたまま交わされる会話や、甘酒を分け合うひとときが、二人の距離を自然に縮めていく様子が印象的です。
ささやかな時間の積み重ねが、人を思う気持ちの確かさを感じさせてくれる物語でした。