最後に許された語らいの時間

死者の記憶を元に情報体を生み出すことができる主人公が、最期に残された未練に終止符を打っていくSF作品です。

主人公は大きく発展した世界で、口寄せ師を生業にする男。

伝え損ねた遺言や死したからこそ口にできる秘密、死ではかき消せなかった恨み辛みを、短時間だけ現世に復元させます。

それは脳内に仕込まれたマイクロチップが生み出した残滓。

けれど、死者の言葉を求めて主人公を訪れる人々からすれば、些細な問題にすぎません。

果たして今日はどんな依頼者が現れるのか。

ぜひ読んでみてください。

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