【第四のお作法】プロットって、必要なの?

 今回は、初心者の方がぶつかる疑問としてとても多いポイント。

「プロットって、必要なの?」

 についてお話しします。

 

 これも、最初にお伝えしておきます。

 知らなくても、作らなくても、恥ずかしいことではありません。

 

 私自身も、書き始めた頃は

「プロットって、ちゃんと作らないとダメなのかな……」

 と、かなり悩みました。


【そもそも、プロットってなに?】

 プロットとは、物語の大まかな流れや、

「この先、何が起きるか」を整理した設計図のようなものです。

 

 ・最初に何が起きるのか

 ・途中でどんな出来事があるのか

 ・最後はどう終わるのか

 

 こうした流れを、あらかじめ簡単に書き出したものを

 プロットと呼ぶことが多いです。

 ただし、細かく作り込まなければならないという決まりは、ありません。


【プロットは「絶対に必要」なの?】

 結論から言うと、

 プロットは、必ずしも必要ではありません。

 書き方には、人それぞれ向き・不向きがあります。

 

 ・先に流れを決めた方が安心する人

(Web小説の世界では『プロッター』と言う事が多いです)

 ・書きながら物語を見つけていく人

(Web小説の世界では『パンツァー』と言う事が多いです)

 

 どちらが正しい、ということはありません。

 実際、プロットを作らずに書き始める人も、たくさんいます。

 大切なのは、自分が書き続けやすい形かどうかです。


【初心者の方におすすめしたい考え方】

 初心者のうちは、

「立派なプロットを作ろう」

 と考えなくて大丈夫です。

 それよりも、こんな程度で十分です。

 

 ・この話は、どんな雰囲気か

 ・誰が主人公か

 ・とりあえず、どこまで書きたいか

 

 これだけ分かっていれば、十分に書き始められます。

 もし途中で話が変わっても、問題ありません。

 プロットは、守るための約束ではなく、迷ったときに戻る目印です。


【書いてみて、合わなかったら?】

「プロットを作ってみたけど、なんだか書きにくいな……」

 と感じることもあります。

 その場合は、思い切って手放してしまって大丈夫です。


 逆に、書きながら迷子になりやすいと感じたら、

 あとから簡単なプロットを作ってもいい。

 順番は、自由です。

 小説は、自分が書ける形を見つける作業でもあります。


【最後に】

 プロットは、作らなければならない義務ではありません。

 

 あなたが

「このやり方なら、続けられそう」

 と思えるなら、

 それが今の正解です。

 

 ウェブ小説のお作法は、

 書く人を縛るためのものではありません。

 書く人と、読む人が、

 少しだけ楽になるための工夫です。

 

 迷ったら、

「今の自分は、何が一番楽かな?」

 そう考えてみてください。

 その答えが、あなたにとってのプロットの形です。

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ウェブ小説のお作法 京野 薫 @kkyono

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