本作は、占い師として実際に人々の騙された事例を色々見てこられた作者様による、詐欺の手口紹介エッセイです。
どんな風に人は騙されてしまうのか、どうやって詐欺師かどうかを見分けるのか、どう詐欺師に対応するべきなのかが詳しく解説されています。
詐欺師は、人の優しさに漬け込んでくる。
普通では思いつかないような、一見自然だけどよくよく考えれば破綻しているやり口で。
それが実感できるのが本作だと思います。
学校では詐欺師への対応方法なんて教えてもらえないし、騙されてから対応方法を知ってももう遅い。
だからこそ、多くの人に広まって欲しい一作です。
皆さまも、騙されないようにするにはどうするべきなのか考えてみませんか?
子供の頃、祖母がNTTの方から来た詐欺師に60万円のFAX機能の無いFAX付きタイプ電話機を買わされた事があります。周囲に責められながらも、勉強料だと自分を慰めていた人のいい祖母の寂しげな顔が脳裏に焼きついて離れません。
確かに騙される方にもなんらかの問題はあるのかもしれないなどとはよく言われますが、やはりそこは騙す方が悪いでしょうと言う感覚を失ってはいけないと思うのです。
こちらの記事は本当に偶然に辿り着いたのですが、身につまされる内容ばかりで一気に読んでしまいました。騙された事がある人は勿論、幸運にもまだない人もぜひ読まれる事をお勧めします。
破天荒な作家先生と出会った……。
占いを職業とされていた方なのだという。
しかし、この先生の言うには、占いと詐欺は表裏一体。だから気をつけないといけないとのことだった。
何かのアニメだかの悪者が言った台詞のことを、今でも覚えている。
「人の心を操るなて簡単だぜ。そうしないと大変な目に遭うって思わせればいのさ」
これを聞いた時、頭に少なからず電流が走ったのを覚えている。
そして、この先生がエッセイで言う通り、
騙されやすい方というのは、「真面目で、優しい人」つまり犠牲者なのだ……。
真面目で優しいから、信じる。
そして信じるから、騙される。
この先生の言う通り、世の中は嘘で溢れているのかもしれない。
家庭も、教育も、生活も、言い換えれば搾取なのかもしれない。
この書を読めば、全ての搾取から逃れられる、とは言わないが、
自分を強く持とうとは思はずだ。
ご一読を。