とても役に立つ創作論です……?

作者渾身の創作論、のように見えてだんだんと奇妙な方向へ向かっていく独特のホラー。

一見すると、「読まれる小説の書き方」を紹介する創作論であり、そこに書かれている内容は実際に立つであろうもののようだ。
だが、作者の様子が少しずつおかしくなっていく。

読者の期待に応えるうちに、何かが壊れていったのか。
あるいは、望み通りの結果になったというのか……。

いつしか、変化は読者にまで及んでいく。

そこに書かれているのは、単なる作者の妄想か。
はたまた、恐ろしい事実か……。

奇妙な読後感が秀逸な本作。
一度読んだら引き返せない、最恐の創作論をあなたに。