これは令和の世に起きた「あの合戦」の再来なのか…… そして人類大敗北!

 こ、これはつまり有名な「あの昔話」に繋がるものになったのだな……。

 序盤からは想像もつかないぶっ飛んだ展開。そしてその後の思わぬオチ。だから「カニ」だったのか! と作者さんのユーモアセンスに頬が緩みっぱなしでした。

 主人公はカニが食べられないアレルギー体質。それなのに、いきなりカニを貰ってくれと頼まれてしまう。
 なんでもお隣さん、「カニ」が貰える当選に大当たりしてしまったらしい。
 
 だが、なぜか大量のカニが「一日で一挙に」送られてくるという大惨事に。だから近所のみんなで食べて欲しいというのだが、さすがに処理しきれる量でもない。

 そうして対策を練った結果……。

 この発想のフリーダムっぷり、とにかく楽しい。正月のごちそうとしてしょっちゅう広告が出てくるタラバガニだけれど、時にはこんな暴力、そして怪異にもなるという。

 作中後半で出てくるモチーフの数々を見て、「あの話か!」となるのも面白すぎる。
 ユーモラスでひねりの利いた物語、オススメです!

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