16.夢の研究はやめときなさい
そういうわけで、夢の研究はやめた。
それまで行っていた体外離脱やワイルドの訓練も、やらなくなったら出来なくなった。
明晰夢の頻度はまぁまぁ高いけれども、そこまで変な明晰夢はない。
とはいえ、金縛り体質なのは相変わらず。
意図しない幻覚も健在だし、意図しない体外離脱も全然する。
体外離脱中の猛スピード移動も全然あるし、その最中に「止まれぇぇバカぁぁぁぁ!」などと罵詈雑言を言うのも相変わらず。刃物で切られるのも残念ながらなくなっていない。
身体を抜けて宇宙を落ちるのも健在だ。
ただ、引っ張っていく人は、ぱったりいなくなった。
で、夢の研究をやめると、金縛りはもうただただ不快な現象でしかない。
というわけで、今現在は睡眠薬に頼っている。
睡眠薬も、合う合わないがあって、余計に金縛りと入眠時幻覚を誘発してしまうものもあった。
それは、副作用に「悪夢」としっかり書かれていて、飲んでみてなるほどなぁと思った。これはわたしが飲んでも意味ないわ。そりゃあ、悪夢も見るでしょうねと。
が、なんとか合うものがあったので、そちらにお世話になっている。
入眠時に金縛りにならない。それだけで本当にストレスが減った。
まあ、昼寝とか薬の効きが悪いと金縛りにはなるけれども、頻度が減っただけで天国。
夢の研究なんてするもんじゃない。夜は寝て。
明晰夢で創作のアイディアを得たいとか、そういう人もいるかもしれない。
だが、睡眠不足になってはなんにもならない。
十分寝ていて初めて、書く体力が出来る。書く意欲がわく。作家人生を長く続けられることは確実だ。
わたしは、普通に入眠出来る大多数の人が本当に羨ましい。
これはそういう、ただの夢の話。
夢のはなし はな @rei-syaoron
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