『深淵（フェティシズム）を覗く者　～変態ではありません、あくまで学術的取材（ジャーナリズム）です～』

「性癖に貴賤はない。あるのは事実だけだ」

フリーライター・キリシマ。
彼は「性癖（フェティシズム）」を専門に扱う、業界でも異端のジャーナリストだ。
彼にかかれば、マッチングアプリのＭ嬢も、匂いフェチの令嬢も、ただの「被験者」となる。

「なぜ人は痛みを快楽と感じるのか？」
「フェロモン受容体が脳に与える影響とは？」

キリシマは医学的・心理学的なアプローチで、彼女たちの心の闇と、その奥にある「ドロドロの欲望」を暴き出す。
そこにあるのは、エロでありながら、どこか哲学的で、涙が出るほど人間臭いドラマだった。

「キリシマさん！　経費でラブホの領収書切らないでください！」
真面目な新人編集者・芦名マキのツッコミをBGMに、今日もキリシマは人間の深淵（エロス）を覗き込む。


※本作は性的なトピ…続きを読む