ある朝、人生が変わることがあるんだ
ネコの額ほど度量が狭い
突然それは起きたんだよ。ビックリです
ある朝、激しい頭痛で起きられず会社に連絡を入れると一日布団のなかで過ごした。お昼近くなると頭痛も治まってきたので、消化に良いものと思い鍋焼きうどんを作り早めの夕食を済ませると風呂で体を温め眠りに着いた。
次の朝も頭痛が引くことはなくまた休みを取った。
『有給使うのヤダな〜、』
そんな事を考えながら病院を受診した。特に風邪とかではないらしいが疲労がたまっているのだろうとのことであった。
だがその次の日には頭痛は酷くなる一方であった。そうすると布団から出る事も出来なくなってしまった。
一週間も過ぎると会社から連絡があり、話し合いをすることになった。何を言われるかっとゆう気がするが、自分のせいで会社に迷惑をかけるのは嫌だった。
恩はあっても恨みはない。
小さな会社なので正直、休職は難しかったのでお互いの為にも僕は退職をねがいでた。退職はすんなりと認めれ僕は無職になった。
それからも不眠と情緒不安定が続き、自分一人の問題では収まらなくなり、自分の状態が分からなくなり、家族に勧められ心療内科を受診した。
初めての診察でカウンセリング、診察で驚きの事実を知った。でも一番驚いたのは心療内科の患者の数であった。カウンセリングから診察が終わるまで半日の時間がかかった。
僕に病名が着いた。双極性障害いわゆる躁鬱病である。
名前位は聞いたことはあったがなんじゃそれって感じであった。
担当医の先生の言葉が驚きであった。
「双極性障害か〜、ヤッちゃいましたね。こりゃ〜大変ですよ」
T先生は患者に対する言葉とは思えなかった。医者にも色々なタイプがいるのは分かるが始めてのタイプの先生だった。なんの知識もない僕に詳しく話してくれた。
双極性障害は鬱病とは違い、その症状は比べ物にならない位厄介な物らしい。分かりやすく言うと鬱病は治る可能性はあるが、双極性障害には完治がなく、寛解と言う状態を目指すというのが目標らしい。
分からないことだらけの自分は思いつく限りの質問にT先生は分かりやすい言葉で丁寧に答えてくれた。そのなかには双極性障害がどれだけ大変なものかが少しだけ分かった気がした。
帰りに複数の薬を処方され、それには驚いてしまった。
家に帰った僕はネットで双極性障害の事や心療内科の事を調べた。
実は先生にネットで病気の事を調べるのは禁止されたが、我慢出来なかったのだ。
そこには先生の言葉以上に厳しい事が書かれていた。しれば知るほど不安しか無かった。
もっと驚いたのは心療内科は一般的に五分診療と言われるらしく、T先生が一風変わった先生だったのだが、僕は相性が合うと感じて十年の付き合いになっている。
それから僕の症状は一進一退を繰り返したが、最初の頃の希死念慮だけは抑えられるようになり、家族の一つが減っただけでも家族の不安は減ったかもしれないが、生活が楽になるわけもなく先生の勧めで障害年金と生活保護を受けることにした。
ネットでは障害年金や生活保護の申請はとても大変で簡単ではないと出ていたが、先生と福祉で生活相談をしていた方の尽力で両方が思ったよりすんなりと通った。
国の庇護のもと生活が安定してくると、双極性障害の最も厄介な症状である躁の状態になり、なんでも出来る感が強くなり、我慢できなくなり就職活動をしてしまい、不採用になり不安定な状態を繰り返してしまっていた。
その中である会社から採用をいただき、再就職が決まった。家族は就職は早すぎると言い出したが僕は聞かなかった。
会社には前もって障害の事も伝えてあった。それでも働き始めると一週間で会社の方から辞めてくれないかと言い出した。
あまりのショックな薬のODをしてしまった。それが引き金になり、家族は壊れ遂には離婚という選択をしてしまった。
それから一人暮らしを始めた僕の心は目に見えて壊れていった。
全く眠れなくなります、妄想状態になり診察日でもないのに病院に行ったが、周りの目が怖く待合室にもいれなく、病院の外で呼ばれるのを待ち、診察を受けた。
先生を前にすると言葉が出なくなり、涙で思いを伝えた。それで全てを理解した先生は僕に実家に帰ることを勧めてくれた。
その言葉に憑き物が取れたように答えをだし、恥を忍んで地元に帰ることにした。
T先生の最後の診察の日に先生が最後に言ってくれたのが「死を選ぶのは負けだからね。生きているだけで勝ちだよ」その言葉は大きな力になっている。
実家に帰った僕は少しだけどおちついたが、家族を失った悲しみまでは癒えては居なかった。自分を許せなくなった僕は久しぶりに天井張りにロープをかけてしまい、緊急入院となりなんとか退院には漕ぎ着け、なんとか再就職も決めたが本当の笑顔はどこにあるかは自分でも分からない。
そんな中、この年末に思うことは一つ。
『復縁したいな〜って思いです』
来年が今年より少しだけでもいい年にればいいなと願い、今年最後のカクヨムとなります。
来年は今書いている、強制転生を書き上げたいです。
ある朝、人生が変わることがあるんだ ネコの額ほど度量が狭い @inoyan69
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