隣の芝生は今日も青く見える。

隣の芝生は今日も青い。
……なら競うのは諦めてウチの庭は駐車場にでも変えてやろうか。なんてのは噺家のマクラ言葉でございますがね。

ようは、現状の自分に満足できるかどうかというのは非常に難しい問題ということでして。
夢を叶えた■田
夢に敗れた■井

どちらに待っているのも、平等な憂鬱なのでございますな。
お天道様は全然、不平等なんかではないわけです。

鏡越しに映る自分の姿が、やつれていて寂しそうで悔しそうだ。
しかし、もし、この向こうにいるのが『成功』した自分だとしたら？

今の自分はどう見えているのか。これは、同じ自分なのに当人にしかわからないのでございます。



１話目で、人違い系のホラーか？　と思ったら２話目で見事に雰囲気が変わります。
そして、考えさせられるのです。


どうして、隣の芝生ばかりに目がいってしまうのか……？




ご一読を。