重厚な文章と、神話のような世界観に引き込まれました。黄昏に包まれた世界の空気感が美しく、張り詰めた緊張感がずっと続いています。カルミアの凛とした存在感も魅力的です。
代表作である『徨う花の物語』に通じる世界の、異なる時、異なる場所で紡がれるお話です。一場面を切り取った短いお話なのですが、そこにしっかりと物語を感じられるのは丁寧に練られ作られた生きた世界を礎にしているからこそなのだと思います。謎は謎めいたまま……でもそれがいいのです。壮大な物語の挿絵を見ているように、読んでみては?
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