黄色く、黒い願望。


 これを読み進めている間、座っていた私の頭から腰までを一本の鉄の芯が貫いていた。

 終わった時には強烈な脱力感がやってきた。

 危険だ。間違いなく危険信号の作品だ。

 強いてあげるのなら、このアイデア(卵)自体はおそらくそこまで珍しくはない部類に入る。
 タイトルのようなシチュエーションを夢想する人は決して少なくないはずだ。

 それが、ここまで美しく、悍ましく孵化したのは、作者様の類まれな表現力の賜物だろう。

 レビューになるかは別として、この作品は前情報を入れずに読むことを強く推奨したい。

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