聖夜に恋物語を。ジングルベルを鳴らすのは、勇気を出したあなた。

クリスマスの恋物語なんて書くと月並みですが、単純なハッピーエンドではないというか。三者の想いが交錯する人間模様を炙り出す、オムニバスとなっています。

特筆すべきは、第3話でしょうか。
ハッピーエンドで終わるには、あまりにも湿度が高い、感情の残滓。

ハッピーエンドの向こう側で、大切な時間を失ってしまう人もいる。
この微妙な心理を描くのは、繊細な涼月先生ならでは。


聖夜に恋物語を。ジングルベルを鳴らすのは、勇気を出したあなた。
微熱の感情を添えて。


この微熱、しばらく冷めそうにない――。
そんな物語の余韻を是非。

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