親になると言うこと

クマゲラをご存知でしょうか?
赤い鶏冠のついた、キツツキで、ピングーに似ているあいつです。


これは、よにも珍しい狸によって育てられたクマゲラの物語……いや、育てた狸の物語にございます。


クマゲラの生態は変わっておりまして、
オスが卵を奪い、捨てるのだそうです。
それは一説によると、無精卵を処理していると言うことですが……わかるんですね。無精卵だって。


実際にこの、狸のお母さんに拾われた卵は、本物だったようです。


そして、狸の子供達による初めての……親鳥体験が始まるわけです。



この先生が書くモフモフに何度泣かされてきたことか……。
今回も、ややほろ苦いラストノートを味わえます。


ご一読を。