「卵」というテーマを文字通りうまく料理した、卵小説です!
- ★★★ Excellent!!!
本作は、主人公である「卵おじさん」がさまざまな卵料理を食べるお話です。
本当にそれだけです。
しかし、これが何とも言えずすごくいい。味のある語り口で、読ませます。
登場する卵料理は、どれもこれも多くの人が食べたことあるものばかり。それゆえ、凄まじい解像度で脳内再生されること間違いなしです。
卵おじさんの卵に対するこだわりには納得感があり、美味しそうな飯テロ描写とも相まって、ひたすら卵料理が食べたくなります。
これぞ卵小説。素晴らしい飯テロ作品でした!