さいごの卵は優しい味がしました

ほんの些細なすれ違いで、疎遠になってしまった人はいませんか?

主人公の朔にとっては、それが祖父でした。

男で一つで、兄と二人育ててくれた祖父。

言ってはいけなかった一言で、すれ違ってしまった心は後悔という枷になり
ずっと気になっていたけれど素直になれなくて。

いつか。
きっと心の何処かでは思っていた。

でも、時間は残酷にも過ぎる。

お祖父ちゃんの死をきっかけに、久しぶりに帰ったその場所で
出迎えたのは……。

お題フェスの『卵』は、優しさに包まれていました。

涙でわだかまりを融かして、すっきりと新年を迎えてみませんか?