名前も立場も変わったのに、十日に五分しか眠らず、一日に二千ページの書類を処理し、五千の暴徒を一つの策で沈める。
「ああ、カナデさんだ」と笑ってしまうほど、彼女は変わらず彼女でした。
けれど、以前と同じではありません。
五百人を救うために五千人を殺した自分を、悔しくて、悲しくて嗤う。喜び以外の感情を得た彼女にとって、転生は救いなのか。それとも、己の罪を数え直す新しい苦しみなのか。
バルバトラの問いによって、彼女はただ“その時”を待つのではなく、もう一度、自分の望む世界へ向かって動き始めます。
共存共栄を目指すカナデさんと、世界征服を望む憧れの人。
わずか二話の序章で、「喪服の天使」の帰還と、この先に待つ大きな衝突まで見せられました。
面白かったです!!