孵化しないための宇宙論

銀河中心を「卵」と捉える仮説を、論文形式で冷静に積み上げていく短編。

論文形式にする事で、かえって想像力を喚起させ、仮説の正否よりも、文明の役割を問い直す姿勢が、本作の核心だと感じました。