星崎ゆうき氏のカクヨムコン帰還を歓迎して

星崎氏の以前のカクヨムコン参加作品もそうだったと記憶しているが。
今作も読んでいると、やはり高層ビルの磨き抜かれた大きなガラス窓の向こうに広がるとても高くて澄み切った青い空が見えるのだ。
けれどもその青さはひどく透明で、
「キミにはこの世界がどう見えているのかい?」
「キミの生き方は、これでいいのかい?」
と問うてくるような、文字通りの『空(そら)恐ろしさ』が僕らの胸にせまってくるのだ。
けれどもそこにあるのは冷酷さなどではなく、
見つめ返してくる彼の眼差しはとてもやさしく人々と世界をとらえているのを僕は知っているのだ。