概要
痛みの数だけ、僕らは誰かに優しくなれる。
事故で親友を亡くし、心に消えない傷(サイン)を刻んだ大学生・カイ。彼は「痛み」を、過去に囚われている自分への罰のように感じ、他者との関わりを断って生きていた。しかし、同じ痛みを抱えながら必死に光を探す少女・凛との出会いが、彼の止まっていた時間を動かし始める。これは、傷跡を消すための物語ではなく、その傷跡を「生きていくための誇り」へと変えていく、二人の再生の記録。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!それぞれが抱える"痛み" 最善の言葉と行動で"しるし"に変わっていく。
親友を失った傷を胸に抱える青年・カイと、自身が引くピアノの鍵盤の伝えたい音が伝えられない傷を持った・凛が紡ぐ、お互いが持つ"痛み"を理解し合って、時に励まし合って、言葉や行動に変化させていく物語。
導入から主人公を取り巻く不穏な空気感と、不安感が綺麗な文章によって紡がれ、惹かれます。
抑えきれない痛みを言葉で理解し合い、言葉だけじゃ抑えきれなくなれば、お互いを尊重し、行動で示す。
導入から最後まで完璧な起承転結で、心にグッとくる物語と描写の数々に終始楽しませて頂きました(*´∀`*)
ぜひ一度拝読してみて頂きたい限りでございます!!✨