王子の面目と、姫の底力。

能ある鷹は爪を隠す。

または、

誰もいない地方の山奥には案外、高性能のダムがある。みたいな事でしょうかね。



舞台は学校の体育祭。そのお題レース。


学園の王子様と、お姫様がペアを組んだご様子。

そして与えらえたお題は、お姫様抱っこでした。




ただし、抱えて走る方は『お姫様の方』


無茶だ!! ピーチ姫がマリオを担いで走ったりするか!?

それなのに、こちらのお姫様は何やら自信がありげでございまして……。





例えば付き合いだけが長い、酒癖の悪い友人が突然目の前でピアノなんか演奏したりすると、すごくびっくりする。……ごめんなさいあんまりいい例えじゃなかったですね。

とにかくギャップ萌えというやつですよ。

王子を抱えて走ることになってしまったお姫様の、
渾身のダッシュ。


どうぞ、ご一読を。