中庭の哲学者達

心って、深い。

人は人に、利益を与えるか、害を与えるかでしか影響を与えられない。
そう考えればシンプルなのに、それを恋愛と感じたり、友情と感じたり、ネガティブな感情で捉えたりするからややこしくなる。

多様性なんていう言葉があるけれど、同性愛などは昔から存在していたのは、古代ローマのハドリアヌスとアンティノウスが証明してくれているので、
ただ単にLGBTQを区別したいための都合のいい言葉だと個人的には思っている。

主人公のお兄さんは、同性愛者だ。
そしてある日、学校で議題にあがったのも多様性の話である。

多感な思春期にこのような教育をするのもどうなのだろうと個人的には思うのだが、
やんちゃなクラスメイトの、心ない発言によって主人公の心は混乱する。


これは、主人公が他者の性に触れ、
自分なりの答えを出すという物語にございます。




セリフの一つ一つに血が通っていると感じました。

お勧めいたします。

ご一読を。















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