概要
「物は言いようね。 彼の言葉をまともに信じていたなんて―」シャルロッテ
王とシャルロッテの婚儀が滞りなく済んだ後、開口一番に王は言った。
『あなたを愛することはない。わたしには愛する人がいる、すまない』
王にはすでに愛するひとがいた。政略結婚で納得はしていたが彼女の胸中は凍える想いを抱えていた。そんな王妃の唯一は彼女の娘エメリアだった……
本作の第1話と3話は、長編小説『司(つかさどる)花々は雄々しく空(くう)を舞う花弁は永遠の愛を乞う』第24話と25話と同じ出来事を、
王妃シャルロッテの視点から描いた外伝短編でになります。
(司(つかさどる)花々は雄々しく空(くう)を舞う花弁は永遠の愛を乞うの本篇一部を王妃シャルロッテ目線で書き直した短編です。)
『あなたを愛することはない。わたしには愛する人がいる、すまない』
王にはすでに愛するひとがいた。政略結婚で納得はしていたが彼女の胸中は凍える想いを抱えていた。そんな王妃の唯一は彼女の娘エメリアだった……
本作の第1話と3話は、長編小説『司(つかさどる)花々は雄々しく空(くう)を舞う花弁は永遠の愛を乞う』第24話と25話と同じ出来事を、
王妃シャルロッテの視点から描いた外伝短編でになります。
(司(つかさどる)花々は雄々しく空(くう)を舞う花弁は永遠の愛を乞うの本篇一部を王妃シャルロッテ目線で書き直した短編です。)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~「ないがしろにされた王妃」の内面を、外伝でしっかり掘り出す丁寧さ ~
本編のある場面を別視点で語る外伝という形式が活かされていて、シャルロッテの華美な装いの裏にある「逃げ場を作るための蓄財」という行動の意味が、本編だけでは見えなかった部分まで補ってくれます。
王の告白を受け止め、表向きは穏やかに振る舞う場面の静かな絶望感がよく書けていました。愛されなかった彼女の唯一の救いだったはずの娘との距離が、些細なすれ違いから少しずつ開いていく様子も、説明的にならず自然に伝わってきます。
本編既読者にとっては、あの場面の裏にあった王妃の孤独を補完してくれる、丁寧な外伝だと思いました。