絵の印象を変えるのは誰だ?

これは……、凄いな。
何が凄いかって、この方の文才ですよ。

表現の幅が広く考えさせられる文字の羅列。その堅苦しさが物語のテーマとマッチしている。

老画家はかつて美しい絵を描く人だった。それが今や汚い絵ばかりを描く。主人公のルカはそれがどうしても許せない。師と仰ぐ人の実力はこんなものじゃないと、目を覚してくれと躍起になる日々。でも老画家は汚い絵を描き続ける。

その心情は?
理由は?

理解出来ないまま進む物語に添えられる絵画のような言葉達。これが面白い。物語の魅せ方の勉強になる作品。

そして、この作品の面白さはこの後、更に加速していく。読んで損はありません!!

最後に描いた老画家の絵で全てが覆るどんでん返しは圧巻でした。