いつかくる別れの日のために

多くの場合、ペットは飼い主よりも先に亡くなります。

でもそれは寿命が短いのではなくて、人間よりも時間の進みかたが早いからです。
たとえば小型犬は2歳で人間の24歳くらいになり、以後は4歳ずつ歳を取っていくそうです。12歳だと64歳、20歳だと96歳ですね。
ある時点で、いつの間にか飼い主の年齢を超えてしまうこともあるんですね。

だからですね、自分より先に逝くペットに対しては短い生涯を嘆くより頑張って長生きしてくれたことを褒めてあげたいと思うようにしています。
これは理屈です。でもそんな理屈をつけなければやりきれない程、ペットとの別れは辛いものなのです。

当作の「ねむちゃん」は20歳8か月で虹の橋を渡りました。本当に立派です。
そして飼い主である作者様も。

どれほどの理屈をこじつけても当事者への慰めにはなりませんが、外野だからこそ思うのです。ねむちゃんは間違いなく幸せな生涯だったと。

『虹の橋のルールブック〜わんこ編』は愛犬家にはぜひとも読んで頂きたいと思います。