愛と哀しみが、ガラス瓶の底で踊っている
- ★★★ Excellent!!!
19世紀末、英国ゴースト・ストーリーに巻き込まれたのは、新米記者のウォルター
彼が目にした幽霊の真実とは――?
常軌を逸しているのに、憎めない狂紳士と、紳士の哀しい過去
なんとしても、売れる記事にしたい新米記者の奮闘
古いフィルム映画を見るかのような空気感のなかで、物語は進みます
どこまでが現実で、どこからが狂気なのか
めまぐるしく変わってゆく物語に読者は翻弄されますが、
きっと最後には、「ああ……、これでよかったのだ」と
満足のため息をつくはず
ご一読ください