愛しき自律サボテン

自律活動するサボテンと、それを淡々と観察している主人公。動くサボテンの様子がつぶさに描かれていて、なんだかかわいらしいような気にもなってきます。ひとりと一株?の生活は穏やかに過ぎていきますが、クリスマスの日の主人公のちょっとした思いやりが思わぬ悲劇へと繋がります。
サボテンの食べ方を調べる主人公はキュートアグレッションに陥っているようにも思えましたが、本文は多くを語りません。最後の始末の付け方がなんともシュールで、奇妙で不思議な余韻の残る作品でした。