同時代を駆け抜けたオタク達の記憶

インターネット黎明期から現代に至るまでのオタク文化の変遷を、それを支えた技術の変遷と共に描くエッセイです。
評者はファイル共有などのアングラ部分に踏み込むことはありませんでしたが、まだ電気街だった頃から秋葉原に足を運んでいたオタクであり、同時代を駆け抜けた彼らの記憶に懐かしさと共に共感を感じました。
マイナーだったオタク文化が、今や国民的な文化の一角として確立されている現状。そこに至るまでこのような変遷があったのだと気づかせてくれる良作です。
ぜひご一読を。

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