文Tuber、何だこれ?って最初思いましたよ。
文章で配信? そんなこと出来るのっていうか、イメージすら出来ませんでした。
見つけた時にはもう数百話いっていて、最初は、通常の小説よろしく1話から追っかけてったんですよ。でも、よくわからない。
そんなある日、「配信っていうくらいだからリアルタイムで同接しないとね」と気づいて最新話まで跳んだんですよ。
そしたら、何これ? 楽しー!
ある時はクソ映画見ながら、ある時は酒飲みながら、読者からのコメントに次の投稿で返事していく。まさに文章で雑談。
こんなやり方があったのか!って目から鱗でしたよ。
さあ、皆さんも最新話に同接して雑談しよう!
<#1を読んでのレビューです>
Vチューバーならぬ“文チューバー”茜崎蘭子の配信を描いた活字動画企画。映像も声もない中、配信の臨場感や茜崎さんの天然さ、制作者とのやり取りが文章を通して伝わってくる点が特徴だ。配信前の待機からスタートし、キューに合わせた配信開始、雑談やコメントへの反応、視聴者参加型コーナーの説明まで、読者はまるでライブ配信を覗き見しているような感覚を味わえる。文章のテンポも軽快で、茜崎さんのぶりっ子やツッコミに思わず笑ってしまう。
個人的に印象的だったのは、「活字動画では私のビジュアルどころか声だって視聴者さん・・・読者さん? まあいいわ。とにかく読んでくれてる人に、それらがまったく伝わらない。それって致命的じゃない?」というやり取りだ。活字だけで“配信の存在感”や“読者との距離感”をここまで意識させる表現は、形式の制約を逆手に取った面白さがある。文章だけで視覚・聴覚情報を想像させる巧みさが光る。
読む際には、茜崎さんの発言や制作者とのやり取りを“ライブ配信のやり取り”として楽しむと良い。次回配信への期待感や、読者参加型の仕掛けもあるので、シリーズを追いかけながら探り探りの試行錯誤を一緒に体感する楽しみ方ができるだろう。