ー読んだ瞬間、貴方は『面白さ』の呪いにかかり一目惚れします…!

『拝み屋』の家系に生まれた肺助は、純情柔道部員に頼まれ、美人で大和撫子な先輩・阿賀谷戸命香への告白を手伝う羽目に!

その銀杏の木の周囲に呪術をかけて恋愛ゲームあるあるの「伝説の木」って呼んじゃうあたりももう大爆笑でした。

命香先輩の描写「…伸びた背は芍薬を、瞳の大きく深きは夜空より遠く、何より胸や腰の豊かさは春のカンブリア大爆発を思わせる女性」もツボります。どんだけ美人でナイスバディなんだ!と。

ところがあれやこれやで肺助は命香先輩となんと結婚しちゃう事にー!?(16歳)

そして命香先輩のキャラクターもミステリアスでカッコいいんですが肺助くんの母さんの銭ゲバぶりが個人的に刺さりました。(凄腕の拝み屋なのに…!)

この作品の凄いところは楽しいあやかしギャグラブコメに見せつつも、一行一行の描写が過不足なく、作中に登場する呪禁師も元々は呪術による医療集団であったことや陰陽道の禹歩などをきちんと踏まえて書いておられることや、よく読むと読者を引き込む要素や構成が緻密な計算の元に書かれているのが分かります。

そんなわけで気づいたら、肺助くんと命香先輩の幸せな『呪い』にかかって、面白さにページをめくる手が止まりません。

素晴らしい作品と作者様に出会えて嬉しいです!
すごく面白いのでまた読みに伺います!

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