それ、本当に錯覚と言い切れますか? なんと言ったって……

 シミュラクラ効果、ひさしぶりに見たなと思いました。

 最近はネット上だとみんながお世話になっている٩( ᐛ )وとかの顔文字も、同じ心理現象であるシミュラクラ効果によるもの。
 三つの点が並んでいると人の顔に見えてしまうもの、なのだが……。

 本作はそんなシミュラクラ現象らしきものに悩む人物と、それを聞く主人公の対話にとって話が進んでいたのだが。

 果たして、「相談者(?)」の訴えは単なる心理現象なのか、それとも。何をもって錯覚と判断し、何をもって超常的な要素と見るか。

 物語がどっちに進み、一体「何」が決め手になるか、想像しながら読み進めてください。

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