午前六時。さあ今日も仕事を始めましょう

毎朝午前六時に投稿されるお話。
ずいぶん早い時間だと思っていましたが、物語を読んでおそらくそれには意味があると思いました。

我々の記憶に新しい、パンデミック後の物語。
こういう現実になっていてもおかしくない状況がありました。

家族を失った主婦とロボット犬のどこか物悲しいお話。
誰もいないスーパーのセルフレジでバーコードを読み取ろうとするところとか、すごく寂しく感じました。

物悲しいけれど優しく、主人の言葉を胸に「いつも通り」前向きに生きようとする気持ちに心打たれました。
人はやるべきことがあるからこそ生きていける。そしてどんな時も人として誇らしくあるべき。そういったことを考えさせられるようなお話でした。

温かで、優しい気持ちになりました。

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