絶望の中で灯るものは――?
- ★★★ Excellent!!!
一人称の語り部のようなスタイルで紡がれる物語は、文体は柔らかいのに内容が残酷で。
主人公があまりに不遇な人生を送っています。常人なら耐えきれずに、命を投げ出しているかもしれません。
その中で一筋の光のように照らしてくれる、歌があります。
それに縋るように歌うさまに、胸が締め付けられる思いになりました。
生きること、それが時に救いにならないこと。
死ぬこと、それが救いに思えてしまうこと。
重い題材を深く考えさせられる作品です。
自分の人生観が変わること、間違いなしです!