ダークで論理的な傑作サスペンスホラーである。主人公の感情の欠落から派生する現実味と凄みは作者の力量そのもの。最後の1文がこの物語の怖さを際立たせている。長編で読みたい。
占い師をしていましたが、いろいろあって仕事を失ってしまいました。 これから何をしようかなと考え中です。 占いのお仕事をしながら思っていたことを、短歌だった…
ダークミステリーよりも「サスペンスホラー」と呼びたくなるような作品ですね。 感情の欠落した「僕」の一人称で進みます。 欠落したドライな感情を、丁寧に一文ずつ書き連ねていき、結果として「怪物」…続きを読む
いやあ、軽快なコメディを書かれる作者さんからこんなディープブラックな話が放たれるとは。最後、主人公が泣くところがポイントです。このミステリに最後までついて来れるでしょうか。でも、たとえ正解にたど…続きを読む
ダークなミステリ。感情が動かない主人公の、奇妙な幼少時代から物語は始まります。この、感情の欠如はどこから?この主人公は、どこへ向かうのか?感情が欠如しつつも、主人公はすこぶる優秀、計算高いと…続きを読む
ダークミステリー作品で、冒頭から衝撃的なシーンで始まります。ただ、それは血がぁとか、描写がグロくて~、とかじゃなくて、「この年の子供がこういう行為を……?」という意外性と、その内容の独自性で衝撃を…続きを読む
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