嘘の中にある本当と、独り善がりでどうしようもない程の愛。

どうしようもなく寂しい風の音が聴こえます。

嘘の中で育まれた本当の……

正義や正論を語るのは簡単ですが、覆すのは困難です。

産まれてしまった本当は、すでに一人歩きを始めているのですから。

土台が緩やかに溶けて消えた時、そこに残った楼閣は幻でしょうか?幻は無意味でしょうか?

温かな意味を持ってしまった幻を前に、人は何が出来るでしょうか。

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