嘘なくして、この人生は……

主人公は宇津木正直。うつき、まさなお。苗字の途中に「そ」を入れて「うそつき しょうじき」といじめられた。
実際、彼はよく嘘をつく。だから彼の母は、よく彼を諭した、「嘘つきは泥棒の始まり」と言って。
ある日その母が倒れたことで、彼の人生は変わらないまま、変わった。

素敵な作品に出会えました。なるほどこうなるとは。——なるほど、こう着地するとは。
悲しいお話ではないのに、じんわりと涙が出てくるような作品です。

私は残念ながらこの作品の魅力をうまく伝えられるような言葉を持っておらず、かといって感想をべらべらと述べてはこれから読まれる方々の楽しみを奪ってしまいかねないので、ただ「おすすめです」「ぜひ読んでみてください」とだけお伝えして、おしまいにします。


改めて、素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。

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