第3回山羊座賞受賞作品

最初から最後まで、不思議な空気に満たされた世界が描かれています。
そこで「本当のわたしって何?」と哲学して、ネットの速さで仮面が飛び交うというある意味真実が見えてしまう。
でも、その視点の鋭さを刃物にすることなく、ぬるぬるした夜道を帰っていく……。

高校中退の女の子がコンビニに行って帰るだけの話。
社会的にはなんでもない一日ですが、じゃあそこになんの価値もないかというとそうじゃないと思う。
作家が書かなければ誰も知らない物語。
それが文学なんじゃないでしょうか。

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